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ヘリ墜落から2週間を経て

宮古島の海域にて陸自ヘリが墜落してから2週間が経過しました。
現時点で機体や一部の乗員は見つかったものの、残る4名の所在は未だ不明のままです。

機体がレーダーから消失した地点は池間島寄りですが、ヘルメットが見つかった地点は伊良部島のイグアナ岩周辺となっており、捜索範囲が広がっていることがわかります。
ダイビングにおいて複雑な地形が魅力とされる宮古島の海は、その複雑な海底地形ゆえ、海流の影響を受けやすい海域ですので、時間が経てば立つほど捜索の難易度は上がっていくと思います。

また、この4月や5月は一年で一番潮位の変化が大きい時期でもありますが、
ダイビングは潮止まりのタイミングで行うのが良いと、オープンウォーターダイバーコースでも習うように、潮位の変化が大きいと潮の流れが早くなります。

そしてこの時期は風向きが安定しないこともあり、海は荒れやすくもなります。

ここに述べた要因は一部ですが、こういった様々な要因が捜索を困難にさせています。

自分達にできることをする

伊良部島の沿岸でヘルメットが見つかったという報道を知ったとき、すぐに伊良部の海を潜ろうと思いました。
なんというか、使命感を感じたといいますか。
自分たちにできることは潜って目で見て探すしかできないので。

しかし、しばらく北風が強い日が続き、やっと風が南寄りになりましたので通称【サバ沖】と言われるダイビングポイント周辺を捜索したのが1週間前のこと。

それから白鳥崎周辺~崖下

シンビジ沖~イノー

と計3回にわたり捜索潜水を行いました。
前述の通り風向きが安定しないため、水中の透明度は悪く、行動できる範囲も限られているためなかなか思うようにいかないところはありますが、少しでも力になれればという思いです。

あと少しです

当初なかなか手がかりさえ見つからなかった今回の事件ですが、日を追うごとに1つ1つ確実に見つかって来ています。
残る4人も必ず見つけ出す。これは陸自も海保も僕も同じ思いのはず。
一刻も早く見つかってほしいと願うばかりです。

微力ではありますが、今後も時間と海況が許すタイミングで自主捜索をさせていただく所存であります。

ブルーアロハ宮古島 原田直

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